派遣から正社員になるための志望動機の書き方

派遣から正社員になる際には、派遣の経歴が正社員の職務にどのような利益を及ぼすのかを志望動機に組み込まなければなりません。想定される例として、様々な職種を経験してきたので、様々な職務に幅広く柔軟に対応できる能力を示すことが挙げられます。

派遣と正社員の最大の違いは、様々な職種に就くか、一つの企業で専門的に仕事を行うかという点に現れます。そのため先程のように、派遣ならではの強みである様々な職務に対応できる柔軟性を前面に押し出していく必要があります。

しかし、アピールポイントを押し出してばかりでもいけません。派遣と正社員とを比べると、世間一般の考えからして、正社員のほうが安定していて評価も高いため、今まで派遣だったのには何か理由があったからではないかと思うのが普通です。そのため、たとえ自分をアピールするのには邪魔であるネガティブな内容だとしても、その理由もきちんと志望動機を書く中で示していくべきです。

例えば、なかなか企業から内定が貰えず、今までやむを得ず派遣社員として働いてきたという背景があったとします。その際に、企業から内定をもらえなかったことを隠して、自分が良く見えるように無理やり他の理由を作るのはあまり好ましくありません。かえって企業側に、正直な理由ではないと印象づけてしまうことになります。ここでは、例えばまず、自分の準備不足が原因で就職活動に失敗し、派遣をやらざるを得なかったことを示します。

その後、正社員になった際にはその失敗を糧に、事前に下準備を十分にしてから職務に取り組もうと思っていることを改めて強調します。このようなアピールの方法をとることで、企業側は、志望者は自分の非を認めていて、その失敗から何かを学んでいることを知ることができます。

確かに、自分の経歴に失敗事項を載せたくないと思うことは当たり前です。しかし、違う職業形態に移るという特別な場合には、たとえ自分にとってマイナスイメージの事項でも、そこから何を学び、今後生かすことができるのかを示すことも大切です。